第三回 「木材製品の等級」

吉野中央木材(株)専務が送る、国産無垢材製材所のドキュメント。
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1、尺貫法とメートル法

 今回は木材の世界の知られざる常識というやつを、少し勉強しておこうと思います。
木材業界では価格の計算には“立方メートル単価”という材積の考え方が用いられる事が多いという話を前回にしましたが、この他にも業界ならでは・・・と、いうものが色々とあります。
 まずは「単位」です。
一般の業界ではメートル法が常識ですが、木材業界ではメートル法と尺貫法が混在して用いられます。尺貫法が固有名詞に付けられ、略称的な使われ方をする場合も多いのです。

←■メートル表示と尺寸表示が同居したメジャーです。 製材業の必需品です。 上側の目盛が尺寸で、下側がセンチメートル目盛です。 
 尺貫法といっても、多くの方には馴染みがないのではないでしょうか。僕も業界に入った当初はもちろん、今でも戸惑う事が多いです。 主な単位にがあります。基本となるのが1寸=約3.03cmです。 1寸の10分の1が1分で約0.303cm。 10寸が1尺で約30.3cm。 1分の10分の1が1厘で約0.0303cmです。 さすがに「厘」は使う事ありませんけど。 この他にがあります。これは「けん」と呼びます。1間=2mとなります。

 ここからが複雑になるのですが、同じ単位でも呼称がいくつかあるのです。 例えば、木材業界では2m材のことを「1間」または「6尺6寸」と呼びます。(関東では1間は6尺とされています。地域によって変わるようです。) 同様に4m材のことを「2間」または「13尺2寸」と呼びます。 3mは「10尺」ですが、不思議なことに「9尺9寸」とは呼ぶ人は見たことがありません。 たまに「1.5間」と書かれた見積もりを見たことはありますが…。 とっさに「13尺2寸の柱いくら?」と聞かれても、一瞬「え~と・・・」と、止まってしまいます。 これは慣れるしかありません。

 また尺貫法を使った略称がいっぱいあります。 1寸1分の略で「寸一(すんいち)」、同じように「寸二(すんに)」、「寸三(すんさん)」、「寸五(すんご)」、「寸八(すんぱち)」と略します。 また、3寸5分の略で「三五(さんご)」、4寸5分の略で「四五(よんご)」。例えば、一般的な既製品寸法である105mm×105mmの柱を「三五角(さんごかく)」、135mm×135mmの柱を「四五角(よんごかく)」と呼んだりします。また300mm×300mmの柱を「尺角(しゃっかく)」と呼びます。 尺角は大断面の代名詞みたいな感じでもあります。 「尺五」というものもあり、これは「1尺五寸」(=約45cm)の略です。 「13尺2寸の尺五幅の5分板」は「4mの45cm幅の15mm厚の板」というわけです。 いちいちメートル法に換算していたのでは遅いので、尺貫法の大きさのイメージを身につける必要があります。
 
 これら単位の通称をまとめたページはこちら■→ 尺寸単位の早見表

 材積にしても、製品の種類によっては立方メートル単価ではなく、『石(こく)』単価が使われます。1立方メートル=約3.6石です。 1石単価10万円と1立方メートル単価36万円は同じことなのです。 つまり、立方メートル単価の約4倍の値段になるわけですが、単位が異なるだけで同じ値段を意味しているのです。  エンドユーザーの大半を占める大工さん達の建築業界では「尺貫法」が根強く利用されているので、木材業界もその流れを汲んでいるのでしょうか。

2、木材製品の等級を探る

 続いては、これも必要不可欠な「木材の等級」についてお話をしたいと思います。
 木材の等級は価格設定の根拠になるのですが、これが結構複雑でややこしいのです。 と言うのも、産地やメーカー、流通の段階によって多少ニュアンスが異なる場合があり、また時代によってもニュアンスが変わってきたようです。 また、日本農林規格(JAS)という統一規格があり、節の大きさが断面寸法の何%以内に収まっているか、また年輪幅が何ミリ以下であるかで、1級・2級・3級と区別されていますが、等級の概念としては一般市場ではあまり浸透しておらず、取引の際には用いられる事は少ないようです。


 2-1、特等材・一等材・二等材
 取引の際に用いられている等級とはどんなものかを早速探ってみましょう。 木材の等級設定のキーワードは、皆さんもご存知かもしれませんが“節”です。 節の有無、節の状態、節の大小が等級に大きな影響を与えます。 人間の美的感覚で等級が決定されるわけです。 つまり節が少なく、節が小さい方が高価というわけです。 ・・・が、この“節”の状態を基準とした等級を考える前に、もっと大きな概念があったのです。 それは、木材を、まずは通常用いられる“角材”として、大きな等級で分ける事です。 角に丸みの無い、四面均角の材を『特等材』、角に少し丸みの残る『一等材』、その丸みがさらに多く残る『二等材』です。 こういったように、角の状態を基準にした等級が、第一番目の等級判断材料として用いられてました。・・・でした? そうです。過去形です。 一昔前、と言っても20年くらい前までは、木材の需要が多く、丸みのある材でも普通に売れていたそうです。 ところが現在では丸みのある材などは見向きもされません。 すると必然的に製材される事もなくなり、一等材、二等材という言葉はもう死語になってしまいました。 ですが、考えてみると丸みのある材でも工夫して使い、山林資源を無駄なく有効に活用していたとも言えます。今の木材業界では信じられないような時代だったのです。
←■奥右側は均角の特等材。手前左側が丸みのある二等材です。


 2-2、化粧面とは?
 等級の話はさらに深く入っていきます。
上記で現在では『特等』という等級がほとんどであると書きましたが、それは形状の問題の話であって、化粧面の問題は考えていません。木材の等級にとっては化粧面が最も重要になってきます。 化粧面とは見える面の事です。柱であれば壁に隠れない面、桁・梁であれば下から見える三面、壁板であれば表面の部分がそれに当ります。
 柱と桁・梁です。壁に隠れない部分が柱の化粧面です。桁・梁は下から見える3面、上からも見える場合は四面が化粧面になります。■→
 ←■杉の壁板、表面が化粧面になります。 ちなみにこれは実家のトイレです。杉の赤味に癒され、快腸な日々です。


 2-3、等級の判断基準~木材の欠点を知る~
 等級は産地、メーカー、流通段階によってニュアンスが変わりますので、今回は弊社吉野中央木材の等級付けをベースにしながらお話をしたいと思います。 等級の基準となるのは、言わば我々人間の美的感覚のようなものが大きく影響します。 つまり綺麗なものであり、そして欠点の少ないものが最良とされるのです。 
 等級は高いものから順に『無節』・『特選上小節』・『上小節』・『小節』・『一等』とされます。
先ほど一等材は死語になったと書きましたが、この「一等」は特等材の中の一等、「特一等」と呼ばれるものです。なんかややこしいです。 特一等は丸みのない材なのですが、化粧面が綺麗ではなく、耐久性に問題のない程度の欠点があるという事で、壁に隠れる部分などの見えない場所に使われる事が多いです。 当然のことながら、特一等の材は見た目にはあまりよくありません。 棟上げの時に見た目の悪い木材があると、お施主様などは心配になる事が多いそうです。 ですので、最近では特一等でも見た目がマシなものを・・・と、いうご注文が増えてきています。 構造上の耐久性には全く問題はないのですが、気持ちは十分に理解できます。 しかし、この流れが続くと一等材や二等材が消えていったように、ますます山林資源の有効活用からは遠のいてしまうのでは・・・と、心配になります。 また、特一等については、産地によるニュアンスの違いがあり、化粧材としても使える一等という意味で取られる所もあるようです。ややこしいです。

 等級付けに大きな影響を与えるもの、それは“節”です。 等級の名前にも“節”という名称が入っている事からも分かります。 節は立ち木の時の枝の跡で、生節(いきぶし)、死節(しにぶし)、抜節(ぬけぶし)の3種類があります。 生節はその名の通り、生きている節です。 逆に死節は死んでいる節です。 節に生死の関係があるのか?と疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、木と一体化しているか否かで節の生死が決まるのです。
←■生節です。見ての通り、節は木と一体化しています。 それゆえしっかりしてますので、なかなか滅多に抜け落ちたりしません。 見映えも綺麗です。

※節内のヒビ割れについては、木材の乾燥がすすむと、節部分は縮小率が高いため、ほとんどの節がこういった状態になります。
←■左が死節、右が抜節です。 死節は枯れたような状態になっています。 節が木から離れつつあり、隙間が出来ています。 うすい板材であれば、この節はいずれ抜け落ち、右のような抜節となります。
 節は欠点とされ、大きな節の特等材は一等材や二等材と同等の価値とされてきました。 しかし最近では「節があった方が天然の良さ、面白さがある」といった趣向や、「コスト面で手軽に扱える無垢材」として逆に人気が出てくるようになり、そこで今度は、化粧材でも使える一等ということで、『生節一等』や『化粧一等』と呼ばれる、新たな等級を生み出される事になったのです。 結果、『特一等』とは別に一等ができたわけです。 さらにややこしくなってきました。
 しかし、この『生節一等』は非常に難しい等級のような感じがします。 節には生節もあれば、死節もあります。 生節は綺麗ですが、死節は見た目がよくありません。 ですが木は生き物ですので、生節だけで揃える事は不可能で、死節が混じってしまいます。 また、節のある材というのは、言い換えれば手入れがあまり入っていない材とも言えます。 つまり化粧面に節の他にも欠点が出る可能性が高いわけです。 一般的なイメージでは化粧用の一等という等級ですので、節の形が綺麗な木材と考えられがちですが、完全な生節の材というのは 『無節』の材を作るよりも難しいです。

 欠点として挙げられるのには、節の他にも色々あります。 木材の繊維が朽ちてしまうクサリ。 これは耐久性にも問題が出るので、製品にはなりません。
←■クサリは主に白太の部分に入ります。 繊維が朽ちて、スポンジのようになってしまい、 耐久性が著しく落ちるので製品としては使えません。
 虫が卵を産んだ跡の虫穴や、卵からかえった幼虫が外に出るために通った道筋跡のハチクイですが、数量が少なく、大きくなければ、耐久性には問題はありません。(ある実験によると3%ほど耐久性が落ちるようです。)ですが、見た目が悪いため、化粧材としては用いられる事はありません。
←■節の周りに見える「ハチクイ」です。木の繊維がボロボロと粉末状になっています。
 カビを意味するアオヤケ。 これも見た目的に嫌われます。
←■アオ・ヤケも主に白太の部分に入ります。 写真では分かりづらいのですが、微妙に青っぽくなっています。 木繊維中の水分によって、カビが発生し、その影響で現れるそうです。 木表面に生えるカビとは異なり、内部にまで浸透してますので、削り取って消す事ができず、製材屋泣かせです。 伐採後の葉枯らしの段階で入る事があります。
 アテというものもあります。 杉・桧は真上に向って垂直に成長していきます。 しかし、多くは険しい山岳の斜面に生えているので、根元で曲がって垂直に伸びていこうとします。 この時、谷側に負担がかかり、冬目が大きくなってしまうのです。 木目は「夏目」と「冬目」の2種類あります。 線として見える部分が冬目で、冬目と冬目の間が夏目と呼ばれます。 名前のごとく、夏目は暖かい時に成長した部分で、冬目は寒い時に成長した部分なのです。 アテというものは、通常は細い冬目が幅広く大きくなった状態を指します。 見た目にも美しいとは言えず、このアテがひどい場合には反りや曲がりが起きやすいので、製品にならない場合もあります。
←■左の写真がアテ、右の写真が通常のものです。 冬目(色の濃い部分)が微妙に膨らんでいるのが分かるでしょうか。
 このような欠点を勘案した上で等級が決められるのです。 では等級付けを細かく見て行きたいと思います。


 2-4、それぞれの等級の特徴
 『無節』は、節をはじめとした欠点がないのに加えて、木目色目も美しく整った物を選り出した等級ですので、非の打ち所のない最高級品となります。 吉野杉・桧の無節は和室の内装材として、非常に珍重されてきました。 無節=ムジと略されて呼ばれることが多いです。

 『特選上小節』は無節に近いのですが、鉛筆の芯くらいの小さな節がごく少量入ります。 特上=トクジョウと略されて呼ぶことが多いです。 無節の材であっても極小さなアテが入れば、特上にランクダウンする場合があります。 ですが、これを『アテムジ』という等級で呼ばれる場合があります。(このアテムジという等級は一般製品にはなく、集成材の化粧張り用材の独特の等級です。製品により色々と等級があり、複雑です……。)
←■無節のフローリングです。欠点がなく、美しいです。 必然的に素直な素性となり、結果、化粧用として美しいだけではなく、加工や施工時の扱いやすさや、強度や耐久性にも優れるので、材木としては最高の物となります。

 特選上小節もほぼこれに近く、鉛筆の芯の直径ほどの節が入ります。線香の芯の直径ほどでもあるという事で、“線香節”とかとも言われます。蛇足(^^;) 

※『特選上小節』は写真では表現しにくいです。申し訳ないですが、頭の中で想像してみて下さい。
 『上小節』と『小節』は区別が難しいというか、あいまいな部分があります。弊社では上小節は直径10mm以下の節が、小節は直径25mm以下の節が、製品の長さ1m間隔に1個くらい点在しているものと一応規定していますが、そんなに上手くは区別できません。『上小節~小節』という等級で幅を持たせています。上小節は上小=ジョウコと略され呼ばれます。 小節はそのままコブシです。
←■上小節~小節のフローリングです。節が少し入っています。 目合い色合いもある程度揃っているうえ、材質の良さからみた価格は、かなりリーズナブルになるので、個人的には一番お奨めの等級ですね。
 『一等』は前述の通り、化粧用の『生節一等』、『化粧一等』と見えない部分に使われる『特一等』があります。
←■生節一等のフローリングです。大小の生節に混ざり、ごく小さな死節が入ってしまいます。抜節は節埋め加工を施します。
←■特一等の場合は写真のような死節(左)やハチクイ(右)など、耐久性に問題のない程度の欠点が入ります。
 化粧面にはさらに『(あか)』と『源平(げんぺい)』という等級の概念が存在します。 これは杉の場合には特に重視されます。 木は株の断面を見ると、芯が赤く、周囲が白いです。芯の赤い部分を赤味(あかみ)、周囲の白い部分を白太(しらた)と呼びます。赤味ばかりの材を「赤」、赤味と白太が混じる材を「源平」と呼びます。 赤味は油分が多く、耐朽性に優れており、丸太の芯近くの部分からしか取れないので、赤味が多いほうが高級とされます。 赤味ばかりの材を「マル赤」と呼んだり、赤味が多い源平材を「赤味勝ち」と呼んだりします。 これらを節を基準とした等級とプラスして考え、赤味の無節を『赤ムジ』、源平の無節を『源平ムジ』、赤味の一等を『赤一等』という等級になります。 赤味ばかりの材も綺麗ですが、赤白が分かれる源平材もデザインとして面白いと思います。
←■源平の杉板です。 真ん中の赤味の部分だけにすれば、赤の鴨居とかになります。 杉はこれだけ色合いが別れるので、視覚的なデザインとして考慮されるのもうなずけます。
←■杉の切り株です。 芯の部分が赤味で、周辺部分が白太となっているのがはっきりしています。
 等級のお話はまだまだ続きます。 これだけでは終わりません。 建材として柱や桁・梁、または鴨居等の造作材として使われる場合、通常断面は四角形の角材ですので、最大で4面見える部分が現れるから、それぞれの面に等級を付ける事になります。 例えば、“柱”の場合ですが、垂直に立っている状態を思い浮かべると、どの面かが露出しているので、その面を化粧面と考え、それに見合った等級の面を、その方向に持ってくるよう施工されるのが通常です。 ですので、僕ら製材屋としては、この4つの化粧面に、それぞれ等級を付けて出荷する事になります。 4つの組み合わせで柱自体の等級が決まるのです。ちょっとややこしいですが・・・・。 解り易い例を挙げますと、4面すべてが無節の場合には『四方無節』と呼ばれ、最高ランクに位置します。 2面が無節で残り2面が特選上小節の場合では『二方無節二方上小』です。 このあたりの等級については、結構複雑になりますので、製品を実際に作っていく過程の中で、改めてお話しようと思います。 
具体的な木材の等級の見方についてはこちらのページへ■→木材の等級(グレード)


3、変わりゆく美意識、止まるサイクル。

 等級について長々と書いてきましたが、そろそろ締めくくりたいと思います。 これらの等級はずっと昔から受け継がれてきたものです。つまり昔の人の美的感覚により決められた等級であると言えると思います。 一般住宅はすべて木造であった時代、多くの人は節の多い木材を使っていました。 無節の材が最高級とされたのは、やはり希少価値から来ていると同時に、権力の象徴みたいな所もあったのでしょうか。 最近では住宅の種類が増え、木造住宅が少なくなり、また節のある方が自然でよいという風潮もあります。 今後はこの等級も時代に合わせて変わるのかもしれません。 つまり、節のある方は価値があって、無節のものは価値がない……とか、そんな時代が来るのかもしれません。 上記中でもお話しましたが、特一等や生節一等を使用した家づくりが脚光を浴びるようになりました。コスト面からも使いやすく、自然素材の家を手軽に作る事ができるメリットがあります。我々製材所にしても、こういう形で木材が注目され、使われることに感謝しなければなりません。 しかし、ここ吉野地方の林業のシステムという観点から見た場合は、『一等』の木材だけでは成立しないのです。 吉野林業は『無節』の木材を造ろうとして、多くの労力が山に入り、何十年もかけて育林するスタイルなので、自然と高コストを生みます。 つまり無節の材が売れなければ、このスタイルを維持する事はできません。 過去に何回転もしてきた育林のサイクルが止まってしまう可能性があります。 一筋縄では解決しない問題がここにはあります。 手入れの行き届いた山は美しく、根がしっかり張ることで土壌が堅固になり土砂崩れを防ぎます。 そしてなにより循環型社会形態の良きモデルとして、大事に残していかなくてはならない伝統であると思います。 建築材料の生産という範疇には収まらない何かがあると思います。 輸入材や集成材、その他多くの建材に押される国産無垢材。 一等の木を使って貰えるだけでありがたい・・・。 それは確かにそうなのですが、そこで立ち止まらず、もっと木の素晴らしさを伝える努力と工夫をしていかなければなりません。

  次号からは製材所の中へと入っていきます。
と、前回も言いました。(^、^;)すいません。なにせ修行中の身。学んだ事から順番に・・・、という連載スタイルですので、なかなか前に進みません。 次回こそは製材の様子をリポートします。 ご期待ください! つづく


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